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YUNOHAMA HYAKUNEN YUNOHAMA HYAKUNEN

last update: 2023.07.20

宿泊施設レポート「竹屋ホテル」
カップルで雨の日も楽しむ、海と空とつながるお宿


今回は、「四季を通して、ご家族で海と温泉を楽しめるお宿」がコンセプトの竹屋ホテルに宿泊しました。2023年の春にリニューアルしたレストランは、湯野浜温泉で唯一の海を一望できるレストランとして注目されています。また、名物の「浜焼き」がいただけることで有名です。

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ふと宿泊前日の夜、湯野浜の天気を調べるとなんと台風接近中のニュースが…
計画していた旅だって天候は運のうち。せっかくの旅だ、思いっきり楽しもう!ということで「カップルで雨の日も楽しむお宿」をテーマに私なりの過ごし方を綴ります。

16:30
竹屋ホテル到着。温泉宿らしい和風の木製看板がお出迎え。

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いよいよお宿に足を踏み入れると、奥の方に見えるロビーに目が惹かれました。
彼「海だ~!!!」
足早に進むと、大きな窓から見える海に胸が高ぶり早速ワンショット。

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暖色系のやさしい照明とレトロなテーブルと椅子がクラシカルな雰囲気を演出しています。
興奮を抑え、まずはチェックインっと。

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竹製の鉛筆にほっこり。
お宿のご案内の後、自分に合ったサイズの浴衣を選び、アメニティをいただきます。

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17:00
チェックインを済ませ、ロビーに戻りひと休み。こちらでは宿泊者限定でドリンクを注文することができます。私はアイスコーヒーをいただきました。

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レトロ感のある逆三角形のグラスがロビーの雰囲気と調和し、海を眺めながらコーヒーをいただくという、カフェや喫茶店とひと味違った時間を過ごすことができました。

17:30
お待ちかねのお部屋へ向かいます。2022年3月にオープンしたコンセプトフロア「nanami」の711のお部屋。モダンな雰囲気にワクワク…

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ドアを開け、靴を脱ぎ、もうひとつ戸を開けると…

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ナチュラルで広々とした空間が! なんと間取りが約80㎡(約50畳)
カップルで過ごすには広〜いお部屋に、テンションが上がり、2人でキャッキャしながらお部屋探索。外の雨模様のことなど忘却の彼方…

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通常ファミリーやグループのお客様向けの定員が4名のお部屋です。
木製の家具や、間接照明の落ち着いた雰囲気が「暮らし」の中のような穏やかさを感じさせ、ゆとりのある空間は旅館の特別感を感じさせる現代的な空間でした。

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そしてなんと言っても、こちらのオーシャンビュー!
波音が聞こえてきそうな、臨場感のある風景。
夕食の時間まで、彼と椅子に座って海を眺めながらまったりした時間を過ごしました。

18:30
お腹が空きはじめてきた頃、9階のレストランへ。
2023年の春にリニューアルされた海を一望できる眺望レストランです。

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今回はあいにくの天気でしたが、確かにそこには大海原がはっきりと感じられました。正直、ご馳走を目の前にしたら「花より団子」ご馳走から目が離せません。

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庄内を代表する山々「出羽三山」に準えたお品書き!
出羽三山それぞれに意味があるように、お料理の内容にもそれぞれ想いが込められていますね。

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庄内浜の海の幸を中心に彩られたテーブルの上。
旅館での夕食の醍醐味である圧倒的な品数にゴクリと喉を鳴らし、いざ!

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「乾杯〜!」
そしてなんと!諦めかけていた夕日が顔を出してくれました!

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そう、こちらのレストランでは天気に恵まれると夕日を眺めながら夕食をいただくことができます。思いがけない幸運に、ご馳走に首ったけの私も顔が綻びました。

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こちらは竹屋ホテル名物の「浜焼き」
浜焼きとは、漁師さんが獲った魚に串を刺し、浜で焚き火をして焼いて食べる方法だそうです。実際にレストランの入り口で、写真の通り、お魚が炭火でこんがりと焼かれている様子を見ることができました!

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焼きたてのお魚がテーブルにやってきました!
実際に手でほぐしていきます。食べ方マニュアルがあるので、初心者の私も安心して食べることができました。

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お酒を好む私たちは、人生初の鯛酒に挑戦!

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先ほどいただいた鯛のかしらに熱燗を注ぎます。
磯の香りと香ばしさがクセになるお酒に2回目の乾杯!

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頃合いを見て、お肉を点火。自分の好みの焼き方で食べる山形牛ステーキに美味しい以外の言葉は見つからないのです。

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浜焼きに続き、名物料理の「鯛のかぶと揚げ」
魚馴れをしていない私は、少々苦戦しつつもジューシーな部分を取り出せた時、思わず「やったーー!」と声が漏れました。胸びれの真下には、もうひとつの鯛があるそうですよ!ぜひ探してみてくださいね。

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こちらはなんとクラゲ! 初めてクラゲを食べる彼は緊張気味でしたが、
「コリコリと歯応えのある不思議な味! 面白い〜」とのことでした。

20:30
お部屋に戻り入浴セットを持って向かうのは大浴場!

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ロビー手前の階段を降り、進んでいくと暖簾が見えてきます。
彼と別れ、ひとりでゆっくりと湯に浸かります。

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ふう〜。露天風呂で足を伸ばしながらリラックス出来ました♩
温泉内では撮影厳禁なので、来てからのお楽しみです。

21:30
お風呂上がりに食べようと目をつけていたアイス
フロント前の売店にて購入できます。
スーパーではなかなか目にしない種類が多く、選ぶのに苦戦…!

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「俺は一口でいいや〜」と言っていた彼ですが、あらあら、しっかり自分の分をひとつ選んでいました…

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山形名物のラフランスとだだちゃ豆のアイス!
お部屋に持ち帰り、いただきます。温泉で火照った体に沁みる〜

23:00
夜も更け、だんだんと眠くなってくる時間。
テレビでYouTubeやNetflixなども見ることができるので、ついつい夜更かし。

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雰囲気が良く照明を消すのは名残惜しいですが、おやすみなさい。

7:00
おはよう〜と同時にカーテンを開けると、雨が止み、光が海を照らしていました。

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穏やかな海を眺めながら、モーニングコーヒーをいただきます。
お部屋に紅茶やコーヒーのご用意があるので、カフェタイムを楽しむことができます。

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コーヒーを片手に好きな音楽を流しながら、日常と非日常が織り混ざった特別な朝を過ごしました。

8:00
朝食の時間になり、夕食時と同じ9階のレストランに向かいます。

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レストランに入ると夕食時と趣が異なる風景が目に入りました。
天気が落ち着いたのか、光のおかげなのか、よりはっきり見える水平線!

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遮るものがなく、吸い込まれそうな大海原の景色に釘付けになりました。一時的に空腹を忘れるほど…

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雄大な景色を横目に、それでは、いただきます!

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こちらは、柚子の香きのこみそ。
柚子の爽やかな香りと、きのこのコクが合わさり、ご飯が進みました。

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夕食、朝食どちらも、セルフでご飯とお味噌汁がおかわり自由でした!
ドリンクバーも自由に利用することができます。

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海と空とつながるレストラン。まさにこの風景は、旅のメインの思い出になりそうです!

9:00
朝食の余韻に浸りながら、海まで散歩をしてみることにしました。
道路を渡ると、すぐに砂浜に辿り着く距離です。

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エントランスを出て、左側に進み、左手側に海へと続く道があります。

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知る人ぞ知る、のような秘密の抜け道から見える海に驚きました。
映画や漫画のシーンで登場しそうな景色にはしゃぎながらパシャリ!

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先ほどまで窓から眺めていた景色の中を実際に歩くことで、想像していた潮風の香りや波音を肌に感じることができました。

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雨の日の翌日は砂が飛びづらいそうで、快適に海辺を散歩することができました。

10:00
あっという間にチェックアウトの時間がやってきました。

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お土産コーナーには、山形庄内の名産「だだちゃ豆」のお菓子が並んでいます。
お菓子の他にも、郷土品などがあるので、帰り際は要チェックです。

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また来たいね〜と言いながら、お宿とさようなら…
浜焼きの香りやお部屋の居心地の良さを残惜しく感じます。

【おまけ】
竹屋ホテルのエントランスを出て、すぐのところに「海の駅」があります。
こちらは地域の皆さんのお手製だそうです。

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昔、湯野浜に電車(列車?)が開通していたそうです。
伝言板が設置されており、当時の雰囲気が伝わってきます。

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特に海水浴の時期は、休憩の場にちょうど良さそうですね。

【まとめ】
今回は、海と空とつながるお宿「竹屋ホテル」に宿泊しました。
レトロなロビー、展望レストラン、モダンなお部屋。
それぞれの場所から見える、海と空とつながる風景は、今も自分とつながっているような思い出の景色になりました。あいにくの天候でしたが、お構いなしに2人で癒しの空間を満喫できました。「nanami」宿泊者限定で、とある素敵なサービスも…。それは、宿泊してからのお楽しみにして、ここでは秘密にしましょう。
ぜひご家族やご友人、そしてカップルで「海と空とつながる」お宿を体験してみてはいかがでしょうか。

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竹屋ホテル

〒997-1201 山形県鶴岡市湯野浜1-9-25
Tel: 0235-75-2031
web:https://takeyahotel.co.jp/
※今回宿泊した部屋は「nanami」となります

この記事を書いたひと

山形ちゃん

2021年にUターンで地元就職しました。山形の魅力をインスタグラムにて発信中。魅力溢れる湯野浜を体験し、ありのままに綴ります。実は、アイコンの写真は夕どきの湯野浜で撮影したものです!
Instagram @yamagata_chan

2021年にUターンで地元就職しました。山形の魅力をインスタグラムにて発信中。魅力溢れる湯野浜を体験し、ありのままに綴ります。実は、アイコンの写真は夕どきの湯野浜で撮影したものです!
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