ARTICLE

YUNOHAMA HYAKUNEN YUNOHAMA HYAKUNEN

last update: 2024.03.31

宿泊施設レポート「亀や」
老舗旅館で体験する、クラシカルで特別なひととき


※2024年4月から屋号が「KAMEYA HOTEL」に変更になりました。この体験記事は2023年時宿泊体験レポートです。

20240331a_001.jpg

今回は、創業文化10年(1813年)の老舗旅館「亀や」に宿泊しました。創業から200年以上、多くの人に愛されてきた伝統とともに、2023年6月にオープンしたサウナをはじめ、進化を続ける革新的な旅館です。

「カップルで過ごす贅沢な旅」をテーマに、宿泊体験を綴ります。

20240331a_002.jpg

15:30
亀や到着。水が流れる様子が目に映り、旅館に来た〜! という実感が湧いてきました。

20240331a_003.jpg

さっそく亀さんを発見。そして「飲める温泉」の表記が! 湯野浜温泉の旅館で、飲泉が体験できるのは亀やのみだそうです。試しにまず亀の甲羅に触れてみると、温泉そのものの温かさを感じ、一口いただくと、温泉の香りと塩味を味わいました。

20240331a_004.jpg

館内に入ると、海景色から緑の溢れる庭園の景色に移り変わりました。チェックインは、ロビーの席にて行っていただけるので、待っているという感覚がなく、穏やかに景観を楽しむことができました。

20240331a_005.jpg

「yogukitano(よぐ来たの)」の記載のあるパンフレットに思わずニヤリ。「よぐ来たの」は庄内地方の方言で、標準語だと「よく来たね〜」という意味で、ウェルカムを表します。

16:00
今回は、9階の「デラックスルーム(温泉・ツイン)」のお部屋に宿泊しました。

20240331a_006.jpg

お部屋に入るとすぐに、窓際の椅子に座り夕焼け前のきらめく水面に釘づけの様子! 浜辺で見る海と、また違って目に映り、絵を見ているような感覚になりました。

20240331a_007.jpg

9・10階のお部屋は、光の揺らぎ=水面(みなも)がコンセプトのフロアとなっており、あらゆる所に、ゆらゆらした波のようなデザインを見つけました。ご宿泊の際は、ぜひ探してみてください。

20240331a_008.jpg

16:30
一息ついて、ロビーからお部屋に向かうエレベーターの前にあった「蔵」へ伺いました。伝統的な蔵をモチーフとしたレトロな外観、内観が印象的です。

20240331a_009.jpg

こちらでは、庄内の地酒を中心としたお酒を愉しむことができます。夕食までの時間を利用して、ゆったりと日本酒を嗜もうと思います!

20240331a_010.jpg

なんと、お猪口3杯で500円!!! 10種類の日本酒から選ぶことができ、ボタンを押すと自動で注がれる仕組みでした。気軽に飲み比べができ、日本酒に疎い私でも楽しくいただくことができました。蔵の厳かな雰囲気が、日本酒のおつまみになりました。

20240331a_011.jpg

17:30
お部屋に戻り、少しだけ作業タイム。パソコンと睨めっこしていますが、顔をあげると、すぐそこで黄金色の夕陽が癒してくれました。

18:00
お待ちかねの夕食の時間。お部屋で「亀や懐石」をいただきました。
※2024年4月から「庄内旅懐石」を提供しています。

20240331a_012.jpg

早く食べたい気持ちと、美しいお料理の数々を写真に収めたい気持ちとの矛盾した瞬間でした。彩り豊かに並んだ様子を見て、食べる前から美味しい気持ちになりました。

20240331a_013.jpg

和紙のお献立が上品でした。食の都庄内の食材に目が光ります。

20240331a_014.jpg

日本海を背に食前酒で乾杯! 庄内ならではの、地魚や地野菜を一皿一皿味わうことができました。さらに、山形牛のステーキと庄内産の雪若丸と続き、お腹も心も満たされる夕食でした。最後の水菓子をいただく頃は、お腹がいっぱいだね〜と話をしながらもしっかりと完食しました。

20:30
2023年6月にオープンした「龍宮殿サウナ」へ!

20240331a_015.jpg

お写真は入り口のこちらまで。
※公式ホームページにて内観の写真をご覧いただけます。

サウナは「空」「海」の2種類があり、男女入替制なので、チェックイン〜夜と朝〜チェックアウトの両方とも楽しむことができます。実際に私も両方のサウナを利用し、整いました! ラウンジやテラスがあり、じんわりと身体を労わる至福の時を過ごしました。

22:00
サウナで整った後は、温泉へ!

20240331a_016.jpg

露天風呂と檜風呂がある「羽衣の湯」で、肩まで湯に浸り温まりました。湯野浜温泉は、塩分が主成分のため、湯冷めしにくいことから「温まりの湯」と言われています。ホッカホッカになった身体が寝るまで温かかったので、本当にその通りだな〜と思いました。

23:00
温まった身体を睡魔が襲い、気づいたら夢の中でした…。

20240331a_017.jpg

6:00
起床するとYogiboでくつろいでいる彼がいました。ぱぱっと着替えて、龍宮殿サウナへ! サウナで温まってから、ガウンを着て休憩のととのいコースを2回ほど繰り返すと、すっきりと身も心も目覚める感覚になりました。

8:00
朝食は、いくつもの小鉢が木の折箱に並んだお膳をいただきました。

20240331a_018.jpg

素敵なイラストで表現されたお献立が可愛らしく、この小鉢に入っているのは、これか〜! と答え合わせするのが楽しかったです。お膳とは別に、ブッフェコーナーが設けられており、ごはんやお味噌汁、甘味類などを自由にいただくことができました。

9:00
2023年春にリニューアルされたSHOPに立ち寄りました。統一感のあるシックでおしゃれな店内では、「蔵」で飲んだ日本酒も発見! 悩んでしまいそうなほど、お菓子から日常品まで、おしゃれなお土産が数々ありました。

20240331a_019.jpg

10:00
早くもチェックアウトの時間がきてしまいました。朝晩のサウナで、身体のポカポカする感じがまだ続いている気がしました。

20240331a_020.jpg

最後に、駐車場の近くに、なぜライオンがいらっしゃるのかを最後に尋ねてみると、ライオンではなく獅子であると教えてくださいました。亀と獅子はそれぞれ海の使者・山の使者を表しているそうです。

【まとめ】
今回は、カップルで過ごす贅沢な旅をテーマに、伝統的な静かな雰囲気と新設されたサウナの融合を楽しめる旅館「亀や」の宿泊体験を綴りました。お部屋でいただける夕食や予約制のサウナなどを中心に、静かで気兼ねなく、優雅な時間を過ごすことができました。ぜひ、カップルの記念日や大切な日におすすめの旅館です。客室タイプが多様なので、またリピートしたいと思いました。昔ながらの厳かな雰囲気と、現代的なデザインが混ざりあう空間を体験してみてはいかがでしょうか。

亀や(2024年4月より KAMEYA HOTEL に屋号改称)

所在地:〒997-1201 山形県鶴岡市湯野浜1-5-50
Tel:0235-75-2301
web:https://www.kameya-net.com/

この記事を書いたひと

山形ちゃん

2021年にUターンで地元就職しました。山形の魅力をインスタグラムにて発信中。魅力溢れる湯野浜を体験し、ありのままに綴ります。実は、アイコンの写真は夕どきの湯野浜で撮影したものです!
Instagram @yamagata_chan

2021年にUターンで地元就職しました。山形の魅力をインスタグラムにて発信中。魅力溢れる湯野浜を体験し、ありのままに綴ります。実は、アイコンの写真は夕どきの湯野浜で撮影したものです!
Instagram @yamagata_chan